2020年12月3日

猫を迎えるための準備

最終更新: 2021年10月18日

譲渡会にてトライアルのお申し込みをされたときには、猫の飼育方法など飼い始める際に最低限知っておくべきことをお話ししております。こちらでは、その概要をご紹介します。

初心者さんはもちろんですが、猫の飼育経験がある方にも最新の知識として確認していただきたいです。

■ 猫との暮らしに備えましょう

最初にご用意いただきたいもの

トライアル開始のお届け日までにご用意いただきたいものです。

◎ ケージ(お家に早く慣れるため、またしつけのために)
 
◎ くつろげる毛布・タオルなど
 
◎ トイレ・トイレ砂
 
◎ 食器(フード用・お水用)
 
◎ フード(ドライ・ウェット両方)
 
◎ つめとぎ
 
◎ キャリーケース、洗濯ネット(猫の移動用)
 

その他は、猫ちゃんの好みを探りながら、楽しみながらだんだん揃えていきましょう。

脱走対策を万全に!

家族となった猫ちゃんが逃げ出してしまわないように、最初に家内での猫ちゃんの行動範囲を決めて、脱走対策は入念に行いましょう。

チェックポイント

◎ ベランダへの開口部(閉じられますか?)
 
◎ 玄関(人間の出入り時に外に出てしまうことも。簡易フェンスがあると安心)
 
◎ 網戸(網戸ロックや、スチールネットで安心)
 
◎ その他の小窓なども要注意です
 

猫は器用で好奇心も強いため、しっかりロックできないと自分で開けて出てしまうことがあります。

■ 猫の健康を守るために知っていただきたいこと

フード選びに気をつけましょう

◎ ドライフード・ウェットフードの両方を、食べられることが望ましいとされています。

◎ 泌尿器系に配慮したフードを選びましょう。特に雄猫、冬季は要注意です。
 
◎ 泌尿器系に配慮したフードはやや高価ですが、病気にかかりにくいため医療費負担が軽くなります。
 

ついあげてしまいがちな、猫の健康を損なう食べ物

以下は勘違いしやすい食材です。

  • 牛乳・・・猫は乳糖を消化することができません。

  • ミネラルウォーター・・・ミネラル成分が体調不良を招くことがあります。

  • 塩分(カニカマ・チーズなど加工食品、人間用缶詰などに注意)

  • 糖分(クリームなど)

  • 骨のある鶏肉・魚・・・喉につまることがあります。

 人が食べるものはあげないことが一番です。おねだり視線に負けないことが大事です。
 

 

家の中で猫にとって危険なもの

  • 食べ物のニオイが残るキッチンごみ・・・猫が口にしてしまいやすく重篤なトラブルの原因になります。
     
    【例】 使用済みのラップ・ホイル・キッチンペーパー、焼鳥などの串、焼豚や高級ハムの紐

  • 百合などの花、観葉植物・・・猫にとって毒性があります。グリーンや切り花を飾る方は、飾る前にネットで検索を

  • アロマオイル・・・オイル成分が健康を害する要因となります。中には猫によいものもあるので、使うときはネットで検索を。オイルに限らず、柑橘系は猫ちゃんが嫌いな匂いです。

夏はお部屋の暑さに要注意

◎ 猫も熱中症になります。夏にエアコンをつけず窓を締め切りにすると、短時間で死亡に至ることもあるので、室温には注意しましょう。