春は引越しのシーズンですね。
人にとっても何かと慌ただしくなりますが、環境が変わることが大の苦手な猫ちゃんと一緒に引越しする場合は、さらに気を配ってあげることが増えます。
実は、保健所に失踪猫のご連絡をいただく中で、新居に引越して間もない飼い主さんからのが意外と多いのです。
猫ちゃんが新しいお家を覚える前に脱走してしまうと、飼い主さんもまだ土地勘の無いなかでの捜索作業は大変ですし、猫ちゃんがまだニオイのない新しい家に自力で帰ってくるのはとても難しいです。
くれぐれも脱走しないように、気をつけて引越し作業しましょう。
◉引越し作業中は、キャリーやケージの中へ
引越し当日は、引越し業者さんの出入りが頻繁になり、大きな音がすることもあるので、猫ちゃんにとっては恐怖の嵐、パニックになる場合もあり、荷物を運び出すために開けていたドアから、脱走してしまうこともあります。
引越し業者さんには、あらかじめ、猫がいることを伝えておくとよいです。
荷物を運んでいる時は、キャリーやケージの中にいれて隔離しておきます。
ケージがあれば、空き部屋か洗面所・バスルームなどに組み立てて、トイレと一緒に入れて、人気が完全になくなるまで、しばらくいてもらいましょう。
落ち着かなそうであれば、ケージに布をかけてあげるとよいです。
◉新居では、猫ちゃんのペースにあわせて
新しい環境は、猫ちゃんにとっては景色も変わるし、匂いも変わって、緊張が続いてしまいます。思いもつかないところに隠れているケースもあります。
かくいう私も、引越し後の当日、愛猫の姿がみえず、焦って家中を探し回ったら、ベットの上に山積みになっていた布団の合間で、鼻を真っ赤にしながら隠れていたということがありました。普段隠れない様なところに、潜り込んでいたんですね。
ケージがあれば、まずは以前より使っていた猫ベットやタオル、おもちゃなど、自分の匂いがするものを一緒にいれてあげて、安心できる場所を確保してあげましょう。
引越しの時は、ついつい家具など新調したくなりますが、猫グッズは、新居に猫ちゃんが慣れてから、買い換えてあげてください。
また、自分のニオイがついたトイレの砂を持ってくることもお忘れなきように。
新しいお部屋で、自分のニオイがするトイレは、安心できる場所のひとつになります。万が一、脱走してしまった場合には、ニオイで新しいお家に誘導するためにも使います。
ケージがない場合は、お部屋の一角など、狭い範囲で落ち着く場所を確保し、猫ちゃんが家の中を探検し始めるのを待ちましょう。
新しい環境に慣れるまでは、猫ちゃんのペースにあわせて、見守ってあげてください。
ストレスが多くかかると、下痢になったり、食欲がなくなってしまうこともあります。引越し片付けで忙しいところですが、猫ちゃんの様子も普段よりしっかりチェックしてあげましょう。
なお、万が一ですが、脱走してしまった!という場合の対応方法は、こちらのページをご参照ください。引越し後の場合は特に、少しでも早く行動開始することが大事です。
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